詳細スペック 

TEPS インマニアダプタ

VQ25DET用のインマニアダプタ試作品

■この製品は、FUGA350GTやCPV35用は実績が有るが、VQ25DETでは実績は無い。
  効果は、「高速域を犠牲にせず、トルク特性が低速よりとなります。(低速トルクが増大)」

■NM35はATの為、そのトルク増大がどれ位体感出来るかは付けて見ないとわからない。

■今回はバラシから完了までのドキュメントです!!
   私ごときの”俄素人チューナもどき”でも90分程度で完了できる。

■使用した物
 *TEPS インマニアダプタ 20mm  *ガスケット 2枚(14032-AQ805 \2070/1枚)
 *ネジ M8.0/Pitch 1.25/強度 10.9T  140mm x3/50mm x3
  *ワッシャー 平ワッシャー x6/スプリングワッシャー x6(強度10.9T)
   「強度 10.9」→100キロまで切れずに9割の90キロまで元に戻る。

インマニアダプタのインプレ!!

 ■概要
   インマニアダプタは、FUGA350GTやCPV35では実績もあり、数値的データーもはっきりしている。今回は同じVQとのことで試作的に作製し、取り付けることになりました。
   ダイナパックなど無い為、取付前後のデーター比較は出来ませんが体感的にどんな感じかをレポートします。

 

 ■エンジンON
   1,エンジン音などの変化は無し。振動も変化無し。
   2,排ガスの臭いにも変化は無いが、測定器では無く私の鼻で嗅いだだけの測定です!!
   3,空吹かしによる、回転数の上がり具合だが、多少回転上がるのが遅くなった気もする。学習機能が出来ていないのか??。
   4,その他気になる所は無い感じ。

 ■インプレ
   アクセルを普段乗るときと同じ感覚で入れていくと、低速トルクが増しているのが伺える。特に1500〜3000rpm間はトルクが取付前との違いがわかる。
   ATがロックアップすると取付効果は薄れる感じがするが、この辺の領域はブーストがMAX状態になるためで問題ないであろう。
   良く言えば、シーケンシャルターボ見たいな感覚とでも言おうか!?(かなり誇張した表現ですが。。。。
   4500〜6000rpm迄の上がりは、取付前と変わらない状態である。うたい文句の「高速域を犠牲にせず、低速トルクが増大」は伺える。
   特にM35は車重が重く、出だしは
ヴィッツにも負ける程ドン亀である。それを少しでも補えるなら良いかと思う。
   3000回転迄のトルクが太くなると乗りやすくなります。AT車ではこの辺のトルク感が感じにくい傾向にあるが、アクセルは一気に開くのでは無く、
   ゆっくり徐々に開いて行くとトルクが太くなった事が分かり、鈍感な私でもはっきり変化が分かるのは事実。
   当初心配したATとの組み合わせでも効力は有ると確信できました。エアクリーナーは剥き出しより、ノーマルBOXを使用した方が、より体感出来ると思います。
   また、ECUの初期化により、再度ATなどの学習を行わせる必要がある。100km程走行した後に本領発揮する。今現在は、出だしの力強さを感じる程だ。
   悪い部分だが、製品自体は問題ないが、20mm嵩上げされる為にステー等の取付に工夫が必要になる。これは製品版では無いため、ステーやネジ類は
   ホームセンター等まわり用意して取り付けた。製品版には付属されると思います。まぁ、ネジの勉強かなり出来てかなり詳しくなりました!良い勉強でした! 
   どの製品にも言えることだが、強いて言えば慣れれば付けた事も忘れ、普段と変わらないかも知れませんが、付けていても害は無いので宜しいかと思います!!

インマニアダプタ取付奮戦記!!

■外す必要の無い物。

  1,スロットルボディーは、コネクター抜くだけ。

■外す必要の有る物。

  0,バッテリー+外し。
  1,インテークパイプ
  2,サクションパイプ(外した方がやりやすい)
  3,サージタンクに接続されているホース類
  4,サージタンク運転席側の3本ネジ (詳細はPDF 2ページ目のNO,5参照)
    *燃料パイプステーネジ
    *ATFレベルゲージステーネジ
    *エンジンハーネスクランプネジ     
  5,サクション横のコネクター類ブラケット
  6,サージタンク取付ネジ 4本+2ナット (ネジ外す順番あるから注意。3ページ目のNO,7参照)

基本動作が感じですので、整備解説書に沿って
作業しましょうね。上の図をクリックすると見られます。

■ホースとかパイプ、ブラケット外した状態
■特に注意は無いが、マジックで目印とか付けておくのが良いですね。

*リアの3本中1本が抜きにくい。
 
エンジンハーネスクランプネジ(下のC)

  *サクションは外さないでも可能だが、
    ソレノイドバルブやハーネス3連部分のブラケットネジ3本が
    取りにくい。下の丸部分。

■サージタンクを外したところ。 こんな感じ・・・・・・。

■黒いのは元のガスケットです。再利用は不可。

■手前と真ん中辺りにスタッドネジが立っています。赤丸部分は使 いませんので外します。

■ガスケット外した後は、ゴミが入らないようにマスキングテープで塞いでおきましょう。

黄色丸部分は完成取付時に問題があります。
 *20mm高くなるため、サージにとも締め出来なくなります。

  1,左から、燃料パイプブラケット
  2,真ん中 ATFゲージブラケット
  3,エンジンハーネスクランプ
  
 *その他考えられるの物 
元々付けていないので関係ない。)
  1,ブローオフバルブリターンホース
  2,エンジン化粧板カバー
  3,タワーバー

インマニアダプタを仮置きして、サイズなどのフィッティングを確認。

■スタットボルト2本を外す。

  1,インマニ穴にゴミなど入らないようにマスキングしておきます。

  2,スタッドのエンジン側付け根にCRCなど少量吹き少し時間置きましょう。

  3,プラハンマーで軽く横からたたいてあげると回しやすい。

  4,サクラネジになっているので専用工具が必要だが、mmソケットで行ける。
    *力入れて回らない場合、無理せずCRC再度ふき、プラハンで軽くまんべんなくたたいてやる。
    *または、ダブルナットで回す方法もある。

■マスキング外して本格取付に入ります。

■汚れなど有る場合は、パーツクリーナーを布に染みこませ、お掃除してあげましょう。
  インマニ内が汚いからと言って、エンジン内に吹き込んではダメ!!

赤丸 部分はガスケット2枚とインマニアダプタのズレを防止する為に作製した位置決めネジ。

   *M8の10cm位のネジの頭を取り、スタッドの入っていた部分に2本立てる。
    ねじ込みは深く入れなくても良い。深く入れると最後に抜くのが大変です。

■ガスケット1枚目をエンジン側とインマニアダプタ間に入れる。

■2枚目はインマニアダプタとサージタンク間に入れる。

■ガスケットは逆では入りませんので大丈夫かとは思いますが、
  向きが有りますので注意してください。
  

VQ25DETのガスケットは、2枚重ねになっています。剥がさない様に注意してください。

■サージタンクをゆっくり降ろし載せます。
  慌てて載せるとガスットやアダプタがずれますので慎重に行います。

■サージ止めネジ4本を手で回しながら入れていく。
  
最初からツールなど使うとネジ溝に沿わない場合は大損害!
  
手で回せるだけ入れましょう。

■位置決めネジ2本を抜き、本ネジを入れます。

■締め付け順番は、整備解説書通りに行います。

■最初は番号順に仮締めして、最後に番号順 通り本締めします。 *締め付けトルク 1.8〜2.2K

■写真でも見てもインマニアダプタ良くわからないかも!?
   色がアルミ削りだしそのままなので。正規品は色付くかは不明。

■各ホースを元のままに接続。ステー等を取付て完成!。

ATFゲージ用ステーはサージタンクの支え的役割が有ります。サージネジ全て本締め後に取り付ける事。
  先に取り付けると適正トルクでサージタンクが取付らず、隙間が出来る可能性がありまます。

■取付忘れが無いか、ネジの締め忘れは無いか再確認。

■インテークパイプの接続部分が、20mm高分ジョイントホースが足りない可能性あり。

■ボンネットをゆっくり閉めてみて干渉ないか確認する。

■干渉の可能性として、
赤丸部分ブローオフの台座部分が 、ボンネットに干渉する。
  *PROS社のインテークパイプでは裏の断熱マットに干渉する。
     念のため、断熱マット側に耐熱スポンジを貼りました。但し、ノーマルやその他は未確認。


黄色丸部分は、燃料ホースのガイド(プラスチック製)だが、
  20mm高くなった為にホースの収まりが良くない。


■バッテリー繋いで、スロットルポジション等の学習を行う。
  1,スロットル全閉位置学習
  2,急速TAS学習
  *全ての学習が完了しても"エンジンマーク"が点滅などする場合は、ダイアグクリアーを行うと消える。

          
コンサルト無しでの方法はこれ。  
学習方法

= 問 題 点 =

インマニアダプタ取付後に取付出来ない物(赤丸部分)
  1,燃料パイプブラケット(後/横)
  2,ATFゲージブラケット(後ろ)
  3,エンジンハーネスクランプ(後ろ)
  4,ブローオフバルブリターンホース
  5,エンジン化粧板カバー
  6,タワーバー(未確認)

■調整が必要な部分
  1,インテークパイプ接続(距離が20mm分離れますので)
  2,写真の
赤黄色丸部分は若干ホースがきつい。

= 問 題 点 の 解 消 =

■全てサージタンクに吊してあるステーは、20mm延長しました。
  1,燃料パイプブラケット(後/横)
  2,ATFゲージブラケット(後ろ)
  3,エンジンハーネスクランプ(後ろ)

■ブローオフ台座 の上部分は削り落とし、インテークパイプ全体のひねり角を多少変更 、
   だいぶ干渉が和らいだ。

■燃料ホースガイドを
  20mm延長した物。(左写真)

■削っても多少上部の
   マットに干渉している。(右写真)
  
パイプ全体の”ひねり”を変更。

■インテークホースの取付は、20mm高くなった分足りなくなる。
  写真左はスロットル部分だが、この部分はホースを規定位置まで入れないと抜ける恐れがある。
  調整はインタークーラー側で行うしかありません。長いブルーシリコンホースが必要になりますが、
  純正ホースを切り、写真右の様に接続します。
  また、ブローオフ台座が干渉するため、パイプ全体の”ひねり”を時計回りに回し調整するので、
  ICパイピングとの兼ね合い調整を行う。
  *真ん中の2本のバンドは抜け防止及び、ホース膨張防止です。
   *インタークーラーはDolphinのを使用しており、インテクパイプ迄のはインタークーラー付属の物です。
    他のメーカー等の組み合わせに関しては不明です。

■ブローオフリターンホースに関しては、現在撤去のため、不明ですが、確実に接続は出来ない。

詳細スペック          詳細スペック